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みん
家族・旦那

お父さんの事です。私は小さい時はお父さんが大好きでした。お父さんが…

お父さんの事です。

私は小さい時はお父さんが大好きでした。
お父さんが運転する助手席に乗って出掛けるのが、
とっても大好きでした。

でも物心ついたあたりから、
お父さんが苦手で関わりたくないと思っていました。
私の年齢的な事もあるし、
お母さんへの態度が許せない毎日だったからです。
ご飯もほぼ別で会話も必要最低限でした。
実家暮らしでしたが、
お母さんが居たから大丈夫だったし、
お母さんだけにお父さんの世話をさせたくなかったので、
実家を出る事は考えてませんでした。
でもある日突然元気だったお母さんが、
他界してしまいました。
お母さんが亡くなってお父さんと二人暮し。
毎日の様に言い合いをしてケンカして大嫌いになりました。
お母さんが居なくなってしまった事もあり、
お父さんの事もあり、
精神的にやられてしまった私は病院にお世話になりました。
それからは、
近くに住んでいた叔母が心配してくれ、
家においでと言ってくれたので甘えさせてもらいました。
お父さんの居ない生活は本当に快適そのものでした。

そして私の結婚が決まり、
子どもも生まれたあたりから、
私も結婚して少し大人になれたのか?
一人暮らしのお父さんが気になり連絡を取り、
歳も歳なので色々とガタがきている感じでした。
私の息子を連れて病院に連れて行ったり、
息子と一緒にスーパーに買い物に行ったり、
病院の帰りにはお昼でお寿司を食べに行ったり、
ムカつく事は相変わらずありましたが、
孫に会える事をとても喜んでいました。

でも持病である糖尿病が悪化し始め、
ご近所付き合いもほとんどしない一人暮らしなので、
次第に認知症の様にもなってきて、
昔から頑固一徹のお父さんなので、
生活面でもとても手に追える状態ではなく、
色んな人に助けてもらいながら施設通いをしていました。
施設通いも嫌々でとても難航しました。

でも認知症はどんどん進行していき、
糖尿病のせいで足も歩けない程になってきた今、
切断の手術をする事になりました。
今まで入院は嫌、手術は嫌、俺は大丈夫だ、
の頑固なお父さんも足の痛みに耐えきれず、
手術を承諾した様でした。

術後は車椅子生活になり、
施設に入所という形にはなっていますが、
お父さんの年齢で車椅子生活で認知症の事例では、
精神的にも体力的にも一気にやられてしまい、
一年以内には30%。の数字が出ていると言われました。

ケンカばかりして言い合いばかりして、
本当に嫌い!大嫌い!と思っていたお父さんですが、
弱々しい姿を見たり、
もしも。の事を考えてしまうと、
やっぱり心が重くなってしまいました。
もっとしてあげれた事いっぱいあったんじゃないかな、
息子とももっと会わせてあげれば良かったな、
今更後悔しています。

お父さんもお母さんも住んでいない実家は、
とっても寂しくて、
1人で帰るには中々辛いものがありました。

どんなに嫌いでも憎む事があったとしても、
私にとって親は親だったんだなと感じました。


長々とありがとうございました。
今の思いを残しておきたいと思い記しました。

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