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ままみ
妊娠・出産

久保田産婦人科 出産レポ出産から半年ほど経っていますが無痛分娩で誘…

久保田産婦人科 出産レポ

出産から半年ほど経っていますが
無痛分娩で誘発→子宮口6cm→緊急帝王切開
とフルコースを味わったので誰かの参考になればと思いレポします

39週の健診で1週間後に計画無痛分娩を予約

前日入院
内診で子宮口が1cmしか開いておらずラミナリアが決まる
内診後すぐにラミナリアを10本入れる
激痛と聞いていたので怯えていたけど意外とそこまで痛くない
内診も院長より痛くなかったから上手な先生だったのかも

NSTを30分ほどした後入院する個室へ

ラミナリアが入った状態でのトイレが少し不安だったがちょっと小便の出が悪いぐらいで痛みは全くなし
ラミナリアの異物感も最初は気になったけど段々慣れる

それよりラミナリアで誘発された前駆陣痛の痛みが強くなり辛い

個室で過ごしていると廊下から先に産まれた赤ちゃんの声が聞こえる
私も明日赤ちゃんに会えるのかなとワクワク

分娩当日

0:00
お産に向けてしっかり眠りたいが前駆陣痛が5〜10分間隔で来て全然眠れない
ママリでラミナリアを経験した人の投稿を読み漁り時が過ぎるのを待つ

6:30
やっと眠くなり20分ぐらい寝たところでナースコールがかかってきてNST

8:15
お産バッグを持って陣痛室へ
まず点滴の針を刺される
浮腫んでいたからか2回連続で失敗され少し不安になる
3回目で交代で来てくれた助産師さんがベテランでやっと点滴成功
ただ利き手と反対の腕で2回失敗され3回目で利き手の腕に針を刺されたので利き手が不自由になったのが少し辛い

9:00
オペ室で院長に無痛分娩の硬膜外麻酔チューブを入れてもらう
チューブは麻酔をしてから入れるので痛みはないが少し違和感があって気持ち悪い(しばらくすると慣れる)

そのままラミナリアを外す
内診と同じぐらい痛い
この時子宮口の開き3.5cmぐらい

9:30
陣痛室に戻って促進剤を入れ始める

10:30
助産師さんに
「院長がしばらく来れなそう」
「まだ分娩室が空かなくて移動できないけど麻酔したかったら今入れた方がいいかも」
と言われ陣痛室で1回目の麻酔を入れる

この時オペ室で入れた麻酔はチューブを入れるための麻酔であってまだ無痛分娩用の麻酔は入っていなかったということに気がつく

10:45
麻酔が効いてきた感じがする
陣痛が来ても下腹部のズドンとした痛みがなくなってお腹が張るだけになる
これなら頑張れそうと思う

11:30
睡眠不足もありウトウトする

13:50
「今日中に産まれない可能性もある」と助産師さんに告げられて急に焦る

14:00
院長の内診
なかなかお産が進まないので分娩室に移動後麻酔を入れて人工破膜をすると言われる
破膜してもその日のうちに産まれない場合もあると聞いて震える

15:00
ようやく分娩室が空いて陣痛室から移動する
院長に人工破膜をしてもらう
麻酔が効いているので全然痛くない
羊水がチョロチョロと流れ出る感覚が分かる
破水後院長が「今日中には産まれそう」とぼそっと言っているのを聞いて希望が生まれる

16:00
助産師さんから夫の立ち会いにGoサインが出てようやく夫が来る(お昼からずっと近くのファミレスで待機してた)
破水後陣痛が今までより明らかに重くなった感じがして陣痛のタイミングで夫に手を握ってもらう
でも麻酔が効いているのでまだ余裕がある

17:00
助産師さんが3〜4人集まってきて少し不穏な空気が流れる
「急に赤ちゃんが苦しがったんだよね」という声が聞こえる

院長の内診
その表情でお産がうまく進んでいないことを悟る

「回旋異常かも」
「赤ちゃんの頭が降りてきていいはずの位置にない」
など言われた後もう30分様子を見ることになる

あと30分で赤ちゃんが降りてこなかったら帝王切開になるかもと焦り始める
この後陣痛に合わせていきんでみたり麻酔の追加をやめて痛みを感じようとしたりする

17:30
また院長の内診
やっぱり頭が降りてこない
このまま頑張ってもうまく吸引できずに赤ちゃんが危険な状態になるかもとのことで緊急帝王切開を提案される
状況によっては帝王切開になる可能性もあると頭では分かっていたもののいざそう言われるとすぐに「はい」とは言えない

「1人目が帝王切開だと2人目以降も帝王切開になるんですよね?」と不安を口にする
「だいたいそう。だけど、このまま頑張るリスクを考えたら帝王切開が一番安全」と言われて「あ、もう実質帝王切開一択の状況なんだな」と悟る
夫と顔を見合わせて帝王切開を受け入れる決心をする

手術の恐怖と麻酔切れかけの陣痛の痛みとで放心状態になり手術の同意書は夫にサインをしてもらう
手術の準備が整うまでのあいだ陣痛の痛みがどんどん強くなる
帝王切開にするからもう麻酔は追加できないと言われさっき麻酔を追加してもらえばよかったと後悔する

18 :00
手術の準備が整い車椅子でオペ室まで運ばれる
陣痛の痛みと手術の恐怖で何も考えられない
夫は手術室に入れず手術室手前で「頑張ってね」と言ってくれたが返事をする余裕がなくただ頷くことしかできない

腰に麻酔を打たれる
陣痛が辛すぎて麻酔の注射は全く痛くない
麻酔後は冷たい固形物を麻酔が効いている場所と効いていない場所にそれぞれ当てられて麻酔の効きをしっかり確認してもらえたので少し安心する

「手術中にYouTubeで好きな曲をかけられるけど何かリクエストある?」と言われたけどそんなもの考えてないし
その時考えられる余裕がなかったので提案されたジブリを流してもらう
これから手術なのにジブリが流れてるのなんかシュールだなと思いつつ手術の恐怖から逃れたくて心を無にする

「オペを開始します」と聞こえる
麻酔が効いているから痛くはないけどお腹に何かされているのが分かるのが気持ち悪い
なるべくお腹のことを意識しないように宇宙のこととか考える

手術開始から15分後ぐらいに赤ちゃんの泣き声が聞こえる
安堵の涙が出る
しばらく赤ちゃんの泣き声に意識を集中させようと目を瞑っていると助産師さんから「右側に赤ちゃんいるよ!分かる?」と言われる
右側に目を向けると銀色の台の上で手足をバタバタさせながら「オギャア、オギャア」と泣いている赤ちゃんがぼんやり見える
元気でよかったなあとまた涙

助産師さんによる赤ちゃんの安全確認(?)が終わると赤ちゃんをすぐ横に連れてきてくれる
間近で泣く赤ちゃんを見て「よかった」と号泣
半目を開いた赤ちゃんと目が合ってなんとも言えない幸せな気持ちがじんわり広がる
2分ぐらい対面したあと外で待つ夫の元に赤ちゃんが連れて行かれる

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この後後陣痛とか帝王切開の傷に悶絶とか色々あったけど文字数制限のためここまで

長々とお付き合いいただきありがとうございました

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