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Ria
ココロ・悩み

子どもができてから以前よりも虐待のニュースが目につくようになりまし…

子どもができてから以前よりも虐待のニュースが目につくようになりました。
先日の大田区の3歳の女の子が育児放棄で亡くなってしまった事件。他人事には思えず、ふとした時に事件のことを調べ、女の子の置かれた状況を思うとやりきれなくなります。
ママリでもこの事件に関する投稿が複数されており、やはりみなさん関心を寄せるニュースなのだと思いました。

以下この事件について自分なりに考えたことなのですが、私は、ニュースを始めて耳にしたときは、女の子の母親を、そんなことするなんて信じられないと思いました。外泊理由も、その期間も、そしてその後の死なないと思ったという発言や、隠蔽ともとれる行動も。
でもとある記事に、この母親自身も幼い頃実母と養父に虐待や育児放棄を受けていて、児童養護施設で育ったという過去があったとありました。そして結婚し女の子が生まれるも間もなく離婚。元夫は女の子の母親や娘に対してDVをしていたそうです。シングルとなった母親は上京し、慣れない土地で娘と2人暮らしとなり、次第に社会から孤立していってしまったそうです。  

それを見て少しこの事件の見方が変わりました。

この母親は、自身が親にされたように育児放棄を自分の子にもした。それはネグレクトに抵抗がなかったからかもしれません。都内でシングルで子育て、頼れる実家もない。ストレスと不安、孤独もあったでしょう。そして次第に育児放棄がエスカレートしてしまい、最悪の結果になってしまったのだと思います。

母親を擁護するわけではありません。決して許されないことだと思います。ですが母親を非難することは簡単ですが、それだけでは何も変わりません。私は事件の背景の一端を知り、虐待の根深さを感じました。虐待の連鎖が、母親の前の世代から、もしかしたらその前の世代から、また元夫の側にも同じ状況があったのかもしれません。

もちろんどんな家庭環境であろうと自分で産んだ子は責任を持って育てるべきです。どうしても育てられないのなら、しかるべき機関に相談して、施設など自分以外の人に育ててもらう選択もあったはずです。

じゃあどうして声をあげることができなかったのか。これは母親だけの問題ではないのではないかと思います。困ったときに、身近なひとや行政に自分から相談できるひとばかりではないと思います。
保育園を退園した、定期検診を受診していない。そしてシングルで頼る親族もいない。今こうして情報を整理すれば、虐待のリスクが高まっていたことは明白です。行政の方も接触を図っていたとのことですが、網目を抜けるようにして、この事件が起きてしまったのだと思います。

自分からアクションを起こせない人こそ本当に困っているかもしれません。きっとこれは氷山の一角で、表面化していSOSはごまんとあると思います。

そういう人を救い出せるように、行政がもっと身近な存在であってほしいと私は思いました。育児という個人的なことを相談するのに役所は敷居が高く、自ら相談窓口に行くのは私でも躊躇います。
もちろん行政側も児相などは虐待件数が年々増加し続ける中、本当に多くの事案を抱えており、虐待通報があれば子どもの安全を確認しに現場に向かい、職員ひとりが100件ものケースを抱えることもあるそうです。
なので、行政だけでなく、国レベルで対策を急ぐべきことなのだと思いました。
私個人のレベルで何ができるか考えたのですが、起きてしまった虐待ニュースに反応するだけでなく、子育て世代としてまずは身近な周りの家庭にも関心をもち、微力ではありますが、孤立する世帯がなくなることを願って、声をかけあうことからはじめていきたいと思います。




まとまりのない拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。事件に胸を痛めているだけでは自分自身も苦しく、何かできないかと考えた末にこちらを投稿ささていただきました。女の子のご冥福をお祈りいたします。どうか天国で安らかに、安心して過ごせますように…。
なんでも結構ですので、みなさんの意見をお聞かせ願いたいと思います。

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