彼氏が悪性脳腫瘍で手術不可。経過観察中で不安。結婚話も。悪化したらどうしよう。良い病院知っている方、アドバイスありますか？

看護師です。厳しいお話になるでしょうが私の持つ知識をそのままお伝えします。

悪性脳腫瘍は所謂癌の一つであり、手術もできないとなると癌の進行を遅らせるしか今の医学に方法はありません。　数ある癌の中で脳は特に手術が難しいとされており、仮に手術ができ腫瘍を除去できたとしても高確率で脳神経を傷つけ麻痺や感覚鈍麻などの障害が残り、手術前の身体の状態のままとなることは非常に難しいといえます。　その腫瘍の場所がどれだけ難しい位置なのかにもよりますが、個人的には脳腫瘍と診断された時点で病院や医師の腕などはもはや問題にならないほど治療は絶望的かと思われます。

腫瘍が大きくならない点滴とは俗にいう抗癌剤治療のことです。
抗癌剤治療は癌を治すものではありません。癌の進行を遅らせることしかできません。
ただ、この治療に人生を賭けて頑張って耐えている人をたくさん見てきました。みなさんそれぞれに目標がありました。　もうすぐ孫が産まれるから一目逢いたい、孫が何歳になるまで生きたい、もうすぐ自分が何歳になるからそれまで生きたいなどです。

厳しいことを言いますが現実を受け入れるしかありません。
腫瘍が大きくなったらどうしようではなく、腫瘍はいずれ必ず大きくなります…。
余命宣告をされる日がいつか必ず来ます…。若ければ若いほど癌の進行は早いです。
それを受け入れてから、質問者様がどうしたいかだと思います。彼に寄り添いたいなら一緒に彼の苦しみを受け止め、彼の生きがいとなることを一緒に探すといいです。絶望だけではなく、彼に生きる意味を見つけてもらえるようにするのです。

脳が原発の腫瘍ではありませんが、癌の闘病の末脳に転移した方を知っています。まだ若く36歳でした。
奥様がいらっしゃって、闘病中に子宝に恵まれ、お子様が誕生していました。
本人は体は何より辛いはずなのに、妻と子供がいて自分は恵まれている。子供の成長で毎日楽しい。痛みを忘れられると言っていました。

子供を産んであげなさいという意味ではありません。ただ、このようにその人の生きがいとなることを一緒に見つけられることが素敵だなと思いました。

彼も質問者様もとても辛い状況だと思います。この私の話をすぐに受け入れられるのも相当難しいと思います。
いっぱい悲しんで、少し心の整理がつく頃に私の伝えたいことが少しでも伝わればいいなと思い書き込ませていただきました。

• 6月5日