ココロ・悩み

幼なじみの一人が亡くなり、過去の思い出や成長、最後の言葉について悲しみを語る女性。

幼なじみが亡くなりました。

私には幼稚園から一緒の幼なじみが３人います。
その内の男の幼なじみが亡くなりました。
私の実家に連絡が入り、実母から知らされました。
この2年、闘病をしていたと。知らなかった。

私達４人は、不思議とすごく気が合っていつも一緒でした。私はその亡くなった○○(幼なじみ)君の事が大好きで、他の２人も好きでいつも取り合いっこをしていました。
小学５年の時、○○君が「医者になりたいんだ。だから中学受験する。みんなと一緒の中学には行かない」と言い私立の中学に進学し、私達は地元の中学に進学。
その後、近所に住んでいるのにも関わらず、○○君と会うことが徐々に少なくなり、高校生になった頃には会うこともなくなってしまいました。
親同士は仲良しだったので、母から○○君の事を聞くぐらいでした。
そして、高校を卒業する頃、これからは会えなくなるだろうから、もう一度４人で会おうと言う事になりました。
○○君は、小児科の医者になると九州の大学に進学すると聞かされました。そして、一人は看護師の道、もう一人はフラワーアレンジメントの勉強がしたいとロンドンに留学すると。私一人だけ、明確な目標がありませんでした。

20歳の成人式、○○君が地元に帰って来て、また4人で飲みに行こうとなりました。
他の２人には同時お付き合いしてる彼がいて、私だけいなくて、冗談で○○君が「遠距離で良かったら俺と付き合う？俺、幼稚園の頃から好きだったよ」と。
「私も○○君が初恋だよ。ちゃんとした目標があって、それに向かって進んでる人に、その日その日をただ過ごしてる私は似合わないよ」と言うと、「すごい！お前成長したなぁ。そんな風にちゃんと周りも見れて自分を客観視できるんじゃん。まっ、冗談をそのまま受け取るのは昔から変わってないし、そういう素直なとこはお前のいいとこだよ」と笑ってくれた。

それから歳を重ね、４人の中で一番遅く結婚した私。
私の結婚式の前の日に、私と主人のところへ逢いに来てくれた○○君は、主人に「４人の中で一番甘えたでいつも俺達の後ろをチョコチョコ付いてきてたんです。だから、私結婚するって聞いた時に、大丈夫か？って心配になりました。でも、ちゃんと私への気持ちをいつもストレートにぶつけてきてくれる。それだけは迷いがなく私はいつも安心して側にいられるって聞いた時に、あぁ…きっと大丈夫だって思いました。●●(私)をよろしくお願いします」と言ってくれた。主人も「彼の初恋は君だったと思うよ」と。

今度は40歳になった頃に会えたらいいねってみんなで言ってたのに。。
何も言わず、一人ぼっちで逝くなんて。。
小児科の医者になって、夢叶えて、可愛い奥様と二人のお子様に出逢ったのに。。
奥様とお子様のことを想うと、胸がはちきれそうだ。。

ただ、今はひたすら主人に逢いたい。

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