ふと呟きたくなった、身の上話。私の母親は、褒めない親だった。母のマ…
ふと呟きたくなった、身の上話。
私の母親は、褒めない親だった。
母のママ友の子供にめちゃくちゃ賢い子がいた。
その子と私は学年も違うし、一緒に遊んだ記憶もないし、私の中では名前くらいの存在だったが、やたらと母はその子と比較した。
私は中学受験をした。凡人だったが、それなりに頑張っていたと思う。
ある時の公開学力テストで私が100位以内を取り、塾に名前が張り出された。嬉しくて走って帰り母に報告したら、「ふーん、ママ友の子は、3位だったよ」と。
結局私は母が行かせたかった中学には私は落ち、翌年ママ友の子はそこに受かった。
私は母の思い通りではないものの、中学大学とそれなりと頑張り、結果行きたかった大学院に行くことができ、充実した研究生活を送っていた。そんなある日、母から突然の近況報告があった。「ママ友の子、結婚したんだって」と。
それから、研究に没頭して女を捨てていた私に、母は事あるごとに、またママ友の子の近況を話してきた。「ママ友の子、妊娠したよ」「ママ友の子、子供生まれたよ」「25歳の誕生日、おめでとう。お母さんがあなたを産んだ歳だよ。ママ友の子、2人目産んだんだって」と。
結局、母は何をしたかったんだろう…
頭いい子がほしかったの?子供を産んでほしかったの?
これまで、一度も母に認められた事なかったなぁ。
もう認めて欲しいとも思わないけど、自己肯定感の低いひねくれたアラフォー女に育て上げたことは事実。
しかもオチとして、母はそのママ友と結局絶縁。
私の一生、縁がないママ友の子に振り回されて、ちっぽけなもんだなぁと感じてしまった今日この頃。
- controlbox(7歳, 10歳)
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