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ハナ
雑談・つぶやき

思い出語り。長文です。私が保育士2年目の頃です。2歳児クラスで毎日の…

思い出語り。長文です。
私が保育士2年目の頃です。

2歳児クラスで毎日のように友達に手が出る子、Aくんがいました。瞬間的に叩くので止められないこともしばしば。
毎日目を見て懇々と話をし、そのときは「わかった」「ごめんね」と言うのですが、すぐ繰り返す。「叱る」以外のスキルを持っていなかった私は、「どうしたらわかってもらえるんだろう」と頭を悩ませていました。
そして私がAくんと話していると、必ず「ねー先生」と横からまったく関係のない話をしてくる子、Bくんがいました。「今Aくんとお話し中だから待っててね」と言うも、周りをウロウロ。
月齢が低く、まだ言葉もハッキリ出ない子だったので、言葉は悪いですが「まだ幼くて、あまり空気が読めないんだな」と思っていました。(他の子はお友達が怒られてるとわかると、なんとなく離れていくことが多かったので)

ある日またAくんと話しているときに「先生」とやって来たBくん。いつものように「待ってね」と言うのをやめ、聞いてみたのです。「なんでBくんはいつも、先生とAくんがお話してると来るの?」と。
するとちょっと考えたあと、困ったような顔でBくんが言いました。「先生、怒らないで」と。

頭をガツンと殴られたような衝撃でした。
Bくんが空気が読めないだなんて、幼いだなんてどうして思ったんだろう。「叩くのをやめさせる」ことだけに必死になって、子どもたちの気持ちなんて全然考えていなかった。毎日子どもたちが過ごす生活の場なのに、空気を悪くしていたのは私じゃないか。毎日怒っている先生がいて、子どもたちが楽しいわけないじゃないか。
Bくんはそれに気づいて欲しくて、直接的な言葉や行動ではなく、「怒っている先生の邪魔をする」ことでやめてもらおうとしてたのです。
ハッと気づくと同時に、自分がどうしようもなく情けなくなりました。「Bくんごめんね。先生毎日怖い顔してて、嫌だったよね」と言うと「うん。でも先生はブロックで遊んでくれるから好き」と、たどたどしい言葉で伝えてくれました😭ただただ、大反省でした…

そこからクラスの先生たちとも話し合った結果、Aくんを叱るだけじゃない。お友達を叩く暇がないくらい、楽しいことを提供してあげよう!ということになりました。
Aくんの好きな遊びを沢山取り入れ、一対一で意識的に触れ合うことを続けると、Aくんの気持ちも安定して来たのか、徐々に手が出ることもなくなったのでした。

保育士になり10年以上経ちますが、ずっと忘れられない出来事です!子どもは大人が思っているよりもずっと、色んなことを感じて、考えて、毎日一生懸命生きているんだなと。子どもってすごい‼️という、お話でした😊

長々と読んでくださり、ありがとうございました🙌

コメント

なぐ

非常に良い&深い&考えさせられる話だなーと思いました👍✨
子育ての参考にさせて頂きます😊
とっても勉強になりました!
ありがとうございました!!

  • ハナ

    ハナ

    こんな長文を読んでくださり、ありがとうございます!
    たった2歳の子にあんなに気を遣わせてしまい、未熟過ぎる保育士でした😅
    子どもを見くびっちゃいけませんね。気づかせてくれたBくんには今でも感謝しています♡

    • 8月21日