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ドリリ
ココロ・悩み

東日本大震災で家族や友人を失った経験から、大切な人に感謝や気持ちを伝えることの大切さを伝えたい。突然の別れに後悔しないよう、日常での感謝の言葉を大切にしてほしい。

東日本大震災の体験から
防災とは違うことですが、
突然家族やたくさんの友人を亡くした私の教訓です。

10年前の2月に地震と小さな津波が地元に起きました。
その時、母に別の用事で電話したのですが
私は全く母の心配をしておらず、
母から、心配してくれないの?
と言われても、でも大したことないでしょ?
と軽く流して、いつものように電話を切りました。

10年前の3.11、
私は大学生になって初めての春休み中に
地元の岩手県陸前高田市へ帰る予定を少し延ばして
盛岡市でサークル活動していました。
そのために津波の被害は受けず無事でした。

ですが、3日経って、神奈川に単身赴任中の父と
電話が繋がり、家が流されたのがテレビに映っていたと
言われ、家と飼い犬が流されてしまったことを知りました。そして、母の職場の方から、母が地震の後家が心配だと行って帰ってこないという連絡もありました。

それから1週間経ったあと、地元から兄が
ガソリンを手に入れて私を迎えに来て
地元に連れて行きました。

父は神奈川から遠方の親戚達を乗せて
岩手に向かう途中に色んな避難所を巡り母を探しました。
私は兄と何ヶ所かある遺体安置所で、一人一人の顔を確認しながら母を探しました。その中には部活の後輩の顔もあり、もう色んな感情が体を一周して何も感じなくなっていました。

それでも母は見つけられず、
警察から娘のDNAであれば見つかりやすくなると言われ
夏に提供し、10月に瓦礫の中から見つかったと兄から連絡がありました。

警察の方と家族で骨になった母の写真を見ました。
一瞬泣きそうになりましたが、警察の方に
これだけ骨が揃って見つかるのはとても幸運ですと
言われ、ああ恵まれているんだなと思い
泣くのはこらえました。

それから私の成人式も大学の卒業式も結婚式も
写真になった母が来てくれるようになり、
その度に私は、いい娘じゃなくてごめん、生意気ばかり言ってごめん、親孝行何も出来なくてごめんと、心の中でしか謝ることが出来ずに、悲しさと悔しさが込み上げてきます。

長くなってしまいましたが、私が言いたかったのは
当たり前の存在にもなるべく自分の気持ちを伝えて欲しい、恥ずかしがらずに、ありがとう、あなたがいて良かったと日頃から伝えて欲しいです。
別れはいつ訪れるか分かりません。
もし突然に訪れたとき、何も出来なかったと後悔して欲しくないです。

自分勝手に書いてすみません。

コメント

ぴよmama

すみません。涙を堪えきれませんでした。
私も東日本の津波でおばを無くしています。
遺体は両親に見るなと言われ見ていないですが
それから祖母、祖父と亡くなるたび遺体を見れず見ようとすると過呼吸になってしまいます。
地震がくるたび泣いてしまいます。

ドリリさんの気持ちはいろんな人に届いてます。
1日1日を大切に生きたいと思います。

ありがとうございます。

deleted user

貴重な経験談をありがとうございます。
本当に当たり前を当たり前と思ってはいけないですよね。
本当に別れは突然ですよね。

改めて日々みんなが健康で元気で暮らせていることに感謝しながら
生きていきたいと思いました。

はじめてのママリ🔰

いろいろと考えることができました。ありがとうございます。