コメント
mako0829
心臓外科病棟で看護師をしているものです。
三尖弁の逆流について説明するのに、まず心臓の作りと機能について少しお話ししますね。
全身に血液を送り出す役割を担っている心臓は四つの部屋からできています。それぞれの部屋の間には、血液が逆流しないようにするための弁があります。
全身から返ってくる酸素の少ない赤黒い静脈の血液は、まず右心房に集められ、三尖弁(さんせんべん)という大きな弁を経て右心室に入ります。右心室は力強く収縮して、血液を肺に送り出します。
次に三尖弁に逆流かあると、どんな問題があるのかということについてですが、三尖弁の逆流のみの心奇形は「三尖弁閉鎖不全症」と呼ばれます。三尖弁がしっかり閉じないから血液が逆流してくるという疾患です。血液が逆流してくるということはその分、肺に送り出される血液の量が少ないということになります。
赤ちゃんはもともと右側の心圧が高いため、逆流があると生まれてすぐは酸欠気味になります。
重度の三尖弁逆流であれば、肺の血液が不足し、呼吸が苦しくなります。
しかし軽度の三尖弁逆流であれば症状もなく、経過観察で特に治療もしないことがほとんどです。お子さんが大きくなるにつれて症状や心臓の機能に問題が生じないかどうか、年に1度検査をして様子を見ていくことになると思います。
三尖弁の逆流はお腹の中で成長していくにつれて、自然となくなるのともあります。しかし、三尖弁の逆流があるということは他の心臓の奇形や染色体異常などを合併していることもありますので、胎児ドッグなどの設備が整った病院で詳しく検査を受けられるといいと思います。
軽度の三尖弁逆流のみで、何事もなく赤ちゃんが生まれて、育っていくことをお祈りしています。
退会ユーザー
プリン様
いきなりコメント申し訳ありません💦
私も29週目の時に三尖弁の逆流について指摘されました😢💦
その後、お姉さまの赤ちゃんは出産後、心臓に問題ないでしょうか?元気にされてますでしょうか?😢
心配で…お返事頂けましたら幸いです😢
プリン
すごい詳しく説明して頂きありがとうございます😣
姉も私もすごい理解できました‼
姉は検査したのが28週の後期なんですが、これから先に逆流が治る事もあるんでしょうか?
またまた質問してしまいすいません😣💦
mako0829
ありますよ。妊娠中期で治ることもあれば、乳児期、幼少期に治るお子さんもいらっしゃいます。
お姉さんは出産される病院は大きな病院でしょうか?
逆流の程度が重度だったり、生まれてから逆流の程度が胎児エコーで見た時も大きそうだということになれば、大学病院でNICUがある病院での出産になったり、生まれた後に検査のために大学病院の小児科を受診するように言われることがあるかもしれません。
プリン
返信遅れてしまいました💦
よくなる事もあると聞いて少し安心しました‼
姉は大学病院ではないですが、大きな病院です。NICUもあると思います💡
本当に詳しく回答して頂きありがとうございます😣