２００mlの点滴を３時間で落とすとしたら、１時間に何滴になりますか？何秒に何滴ですか？計算方法を教えてください。

大人用の点滴セットと小児用の点滴セットで違います。

• 3月17日

大人用の輸液セットだとすると、1mlあたり20滴です。

200mlを3時間で落とすということは、200÷3で、1時間あたり66mlですね。（今回は小数点以下は省きます。）
1mlが20滴ですから、66mlは66×20で1320滴。
1時間は60分ですから、1320÷60で、1分あたりの滴下数は22滴。
1分は60秒ですから、だいたい3秒に1滴、という計算になります。

以上が計算方法の説明ですが、実際は輸液時間（60分）と1分あたりの滴下数（20滴）で約分できますから、1時間あたりの輸液量を3で割ると1分あたりの滴下数になる、と覚えておくと便利ですよ。
（ちなみに、小児用ですと1mlが60滴になるので、1時間あたりの輸液量がそのまま、1分あたりの滴下数になります。）

• 3月17日

すみません、最後が少し説明不足でしたね💦。
何秒に何滴落とせばいいか、というところはたいてい割り切れないので、だいたいの感覚でやっちゃいます。
考え方としては、
1分＝60秒で22滴
→それぞれを半分にして、30秒で11滴
→3秒で1滴落とせば、30秒で10滴になるからだいたいいいかー
みたいなかんじです。
4で割ると15秒あたりの滴下数、6で割ると10秒あたりの滴下数になるので、そこから合わせやすい数字を見つけていきます。
（割り算してもいいんですけど、1滴あたり2.7秒とか、1秒で0.3滴落とすとか、逆に分かりにくくなるので…💦。）
（あと、点滴の入っている部位や角度によって、滴下は早まったり遅まったりしますので、結局は適宜観察し、点滴の残量と残時間を見ながら再度調整することになります。ぱっと計算できた方がお得です。）

500mlを12時間で落とすとしたら…ですが、考え方としては合っています。
（500÷8は500÷12の間違いですよね？）
この場合も、滴下数を合わせる際には、
1分＝60秒で13滴
→13だと割りにくいから12にしよう
→12で割ると5だから5秒で1滴だな
と考えます。
もっとも、5秒で1滴を合わせるのは難易度が高いので、現実的には小児用を使うか、輸液ポンプを用意しますね。

• 3月18日