日中、産院の窓から見えた公園を見てふと考えた。今腕の中にいるのは生…
日中、産院の窓から見えた公園を見てふと考えた。
今腕の中にいるのは生後3日の息子。
公園に見えるのは、0歳〜9歳くらいの子供たちと、お母さん。
いつまで抱っこさせてくれるだろう。
いつまで手を繋いで歩かせてくれるだろう。
いつまで母と遊んでくれるだろう。
いつまで一緒に出掛けてくれるだろう。
生後3日でもう頭の形も顔つきも生まれた時とは変わってきたあなた。
今は、2人で試行錯誤しながら、おっぱい飲む練習中。
でも、確実におっぱいを飲まなくなる日が来る。
今、助産師さんに教えてもらって、オムツ替えや着替え、沐浴を練習中。でもいつか、オムツは、必要なくなって、着替えやお風呂は自分で出来るようになる。
今はまだ、寝てることしか出来ないあなたは、首が座って、寝返り打って、座れるようになって、はいはいして、立って、歩いて、走って跳ねてする日が来る。
自分の行きたい方向に、行きたい場所に向かって進んで行く日が来る。
これから、どんどん新しい事が出来るようになって、色々な事に興味を持って、新しい人やものとの出会いがあって、あなたの世界はどんどん広がっていく。
だから、あなたの世界が広がった分だけ、母との距離も開いてく。母と一緒に過ごしてくれる時間はどんどん減っていくのだろう。
まだ、話せないあなたが「お母さん」と何度も呼んでくれるのは近い将来。そしてそのうち、お母さんと呼んでくれたその口で「くそばばあ」と言うんだろう。その反抗さえも無くなって、あなたはきっと巣立っていくね。
そう考えたらね。あなたとの時間がとても大切な物で、かけがえのないものだと気づきました。
だって、期限付きでそれもものすごく短いと気づいたから。
きっとこの先、余裕なんて無くなって。
あなたの意見も聞かず、母の意見を押しつける日もあると思う。
だけど、ずっと忘れないでいたい。
育ててあげてるんじゃなくて、育てさせてもらってるってこと。
あなたの時間をお母さんが貰ってる。
そのうちお母さんにあなたは時間をくれなくなるから、あなたがお母さんにくれる時間を大事にしたい。
あなたが道に迷った時に、母のいる場所があなたにとって安心して帰れる場所になるように、あなたがくれる限られた時間の中で沢山、重めの愛をあげるから覚悟しておく事だよ。
- (˶' ᵕ ' ˶)(1歳6ヶ月)
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