5日、27年間同居した祖母が亡くなった。父がいない私は働きに出る母の代…
5日、27年間同居した祖母が亡くなった。
父がいない私は働きに出る母の代わりに、父母役で祖母に厳しく育てられた。
何をするにも褒められず、プレゼントしても喜ばれず、叱られ、叩かれ、どんどん祖母との関係が悪化していった。
成人した私は、いつの頃からかなにを話されても無視、悪態をついたり、声を荒げたり、どんどん年老いていく祖母に優しい言葉一つかけることがなくなった。
汚いものを見るかのような目つきや態度、触らないで、近づかないで、見ないで、全て拒絶していた。
あるとき祖母に「なんでそんなにおばぁちゃんを嫌うの?早く死んで楽になりたい」そんな言葉をよく言うようになった。
ばぁちゃんはずっと厳しかったし、ケンカをぶっかけてくるし、人が言われて嫌なことを言うし、ほんとに素直ぢゃなかった。最後まで勝気な女だった。
でも、毎年冬は私が帰ってきて寒くないように曲がった腰で痛い膝で階段を登ってはストーブに灯油を詰めてくれてた。洗濯もしてくれてた。ほつれた服やボタンもいつのまにか直してくれてた。わたしのためにいろんなことしてくれてた。
結婚して産まれたひ孫たちをほんとに可愛がってくれてたのに、ばあちゃんとの写真が、ない。もっと会わせてあげればよかった。
毎日家に1人で、毎日1人でご飯食べて寂しい思いさせてごめん。
話し相手になってあげなくてごめん。
買物につれてってあげなくてごめん。
辛く当たってごめん。お礼もありがとうも感謝の言葉もなにも伝えられないまま会えないなんて。
もう家に帰ってもいないなんて。
あんなに元気で、食欲もすごいあって、100歳まで生きると思ってたのに、早過ぎるよばぁちゃん。死んだなんで信じられないよ。
後悔ばっかりだよ。本当ばぁちゃんごめん。そしていっぱいありがとう。あー、ばあちゃん生きてる時に伝えたかった。
ほんとごめんばぁちゃん。
- はじめてのママリ🔰(5歳1ヶ月)
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