父がコロナ感染後に歩行困難になり、リハビリを受けても原因不明。手先も不自由で心配。後遺症か改善可能かアドバイスを求めています。

訪問看護お願いして、自宅でリハビリ受けながら、は難しいですか？身の回りをやれる同居人なりいれば、の前提に話になってしまうかと思いますが💦

• 10月4日

看護師をしています。
いまは病院勤務ですが、訪問診療の同行看護師もしていました。

コロナにかかった時は1週間程度ほぼ寝たきりで過ごされていたのではとお察し致します。

透析なさっているくらいなら、糖尿病や腎不全などの基礎疾患もありますよね。
更にストマも増設なさっている…。

酷なことをお伝えするようで忍びないのですが、コロナによる影響もあるかとは思いますが、一番は加齢によるものではないかと思います。

すでにいくつも、身体に備わっていなければならない機能を失っており、透析や人工肛門によりなんとか生きておられます。
ただ、もともと自前の機能ではりませんよね。透析で血液を洗う作業は身体に負担がかかります。
人工肛門も、水分を吸収するはずの大腸が切り取られて一部を失っている状態なのです。
何より、羞恥心や精神的なストレスもあると思います。
コロナのダメージも大きかったと思いますが、身体の回復が追いつかないのです。

寝たきり期間が長ければ長いほど、筋肉も無くなっていきます。

人は急に亡くなる訳じゃありません。
最後まで歩いて、自分の力で食べて、誰の手も借りず、急に亡くなるなんて事はない。

できない事が少しずつ増えて、ベッドにいる時間が増えて、ご飯も食べなくなり、眠っている時間が長くなり、会話もしなくなり、徐々に、枯れるように無くなっていくんです。

風邪などなら治せます。
だけど一度失った機能は、医療では元には戻せません。
いくら点滴をしたって、枯れた花に水をやっても復活しないのと同じで、人間もだんだん歳とともに、最後を迎えます。

いつまでも元気な時のままの姿でいると思いこんでいるご家族が多くて、現実をお話ししても心の準備もできておらず、無駄に苦しむような延命措置を希望なさるご家族も多いです。

家族が諦めきれずに、老いを理解できずに、点滴や管に繋がれて、身体は点滴からの水分を吸収しきれずぶくぶくに浮腫んで、何度も刺された針の後で内出血だらけになり、最後は枯れるどころか、水浸しのようなご遺体で痛々しく病院で過ごす方もいます。

何もなくたって、在宅で、家族に囲まれて、最期を過ごせるだけで幸せですよ。
自分ならそう思いませんか。

まだ先かもしれないし、近い将来かもしれない。
人間は老いること、いつかは等しく死を迎える事をどうか、頭に置いといてください。

• 10月4日