ママリ
年末調整は所得税の還付、ふるさと納税は住民税の先払いなので、この二つに関連する税がそもそも違います。
住宅ローンで控除しきれなかった分があるのでしょうか??所得の高い人だとたまにいますが、その場合はふるさと納税にも多少影響はあるかと思います。
さえぴー
した方が良いかどうかは考え方は人によります。
まず前提知識として
・ふるさと納税は確定申告しなければ、全額来年払う住民税を少なくするために使われる
・住宅ローン控除はまずは所得税で控除して、もし控除しきれなければ残りは来年払う住民税にまわって控除される
ことを知ってるものとして、話を進めます。
そもそもふるさと納税は所得控除、住宅ローンは税額控除といって、控除計算のタイミングが違います。具体的にはふるさと納税が先、住宅ローン控除は最後に控除計算します。なのでふるさと納税は住宅ローン控除があっても普通に使えます。
もし控除が多すぎて使いきれないと、しわ寄せは最後に使う住宅ローン控除にいきます。
住宅ローン控除は返ってくる額も多いですし10年間しか使えないですし、住宅ローン控除が使い切れないと勿体ないという考えの方もいるので、それでしわ寄せがいかないようにふるさと納税を控える人がいるのです。
なのでまずは現状住宅ローン控除は使い切れているのか、去年の源泉徴収票を確認しましょう。
①使い切れてる場合
所得税で住宅ローン控除が使い切れてる場合には、源泉徴収税額欄にいくらか金額が入ってるはずです。住宅ローン控除額の欄には使った控除額(住宅ローン控除額の全額)が書いてあります。
所得税で使い切れてるということは控除よりと払う税額の方が多いということです。それならふるさと納税やる余地もあります。
②使い切れていない場合
所得税で使い切れていない場合には源泉徴収税額欄には0円と書いてあります。住宅ローン控除額欄には所得税で使った控除額が書いてあり、下の方にある住宅ローン控除可能額欄には本来使える住宅ローン控除額の全額が書いてあります。
住宅ローン控除可能額から住宅ローン控除額(所得税で使った控除額)を引いた金額が使い切れてなくて住民税の控除にまわります(ただし上限97500円)
この住民税の控除にまわる分を考慮して、ふるさと納税やる余地があればやったら良いと思います。
もしくはこれは個人的な意見ですけど、住民税にまわせる控除額は上限97500円ですから、その時点でまわしきれなくて使い切れない住宅ローン控除があるなら、もはや使い切れなくて勿体ないとかも無いと思うので、それなら勿体ないとか気にせずふるさと納税やったら良いのでは、と思ってます。
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