その日の夕方、私は1歳8ヶ月の息子と保育園からの帰り道、たまたま実家…
その日の夕方、
私は1歳8ヶ月の息子と保育園からの帰り道、
たまたま実家の母に会いました。
夕飯の買い物をして帰ろうと思っていたため、
同じく買い物に行くと言う母と一緒にスーパーへ向かって歩いていました。
信号待ちをしていると、
なにやら視線を感じたので、ふと目をやると…
そこには小さなお子さん2人を自転車に乗せて、
おそらく保育園の帰りであろうと思われるお母さんがこちらを見ています。
母と談笑しながら歩くわたし達のことが、
目に止まったのでしょう。
母とわたしが、そのお母さんの子供たちに微笑むと、
慌てて目を逸らすようなそぶりを見せるお母さん。
信号が変わるや否や、
すごいスピードで自転車を発進させたのですが、
後部シートに乗っていたお子さんが、
持っていた荷物をポイッと放り投げてしまい、
お母さんは気がつくことなく行ってしまいました。
母とわたしが声をかけましたが、
電動自転車のスピードに追いつけるはずもなく…
残された荷物を手に取り、
しばらく立ち尽くしましたが、
中に連絡帳が入っており、
保育園の住所が書かれていたので、
そちらに届けることにしました。
お子さん2人、お仕事して、家事もして…。
大変だろうなと思うし、急いでいると何か忘れたり、
落としたり、わたしも経験あるので、よくわかります。
でも、実家の母とお買い物、子供は1人、のんびり談笑、
この偶然のひとコマが羨望の目で見られたのかなと思うと、
なんだか、心が締め付けられるような気がしました。
あのお母さん今日も頑張っているかな。
なにもできないけれど、届いているといいな。
- はじめてのママリ🔰
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