第6話。 みーちゃんとれぃりん(子供)だけ…
第6話。 みーちゃんとれぃりん(子供)だけになった。新しい家、母子家庭。みーちゃんの鬱病は、離婚をきっかけに更に酷くなった。働けず、生活保護を受けた。沢山批判を受けた。けど、みーちゃんはれぃりんといる時だけ常に笑顔だった。れぃりんになら沢山涙も見せれた。辛い姿も。気付くと、れぃりんはおしゃべりも出来るようになった。みーちゃんが泣いたり途方に暮れているとれぃりんが「ママ大丈夫?大好き!」と言って抱き付いて来てくれた。みーちゃんは、れぃりんが可愛くて可愛くてたまらなかった。れぃりんから「ママ痛いよ!」と言われるくらいれぃりんを抱き締めた。寝る時も、花火を見る時も、テレビを見る時も、常にれぃりんを抱き締めていた。れぃりんのためなら命を捨ててもいい。と思えるほど、れぃりんが可愛い存在だ。しかし、みーちゃんママは、れぃりんから育てられた。みーちゃんママが育てたのではなく、れぃりんから沢山の事に気付かされるから。みーちゃんはれぃりんを溺愛していた。みーちゃんは沢山嫌がらせも受けた。辛かった。何も言えない自分にイラついた。昔みたいに暴れてしまえばいい。しかし、みーちゃんはそれを絶対しなかった。れぃりんがいるから。れぃりんに恥をかかせたくないから。れぃりんから暴力って一番ダメな事!って言われてたから。みーちゃんは昔の写真を捨てようと思い、捨てていた。けど、れぃりんから「一枚だけ残してよ!思いっきりヤンキーだった一枚を」と言われた。みーちゃんは不思議になり、れぃりんに聞いた。「何で?何で一枚だけ?しかも思いっきりヤンキーだった一枚なん?」れぃりんがこう言った。「その写真もママが生きた証だし、一部でしょ?全部捨てるなんて、昔のママを捨てるんだよ?ちゃんとママが生きた証を残して!」みーちゃんは涙した。れぃりんに言った。「ありがとう。ママは、れぃりんから命伸ばして貰ったんだもんね!そうだね。ママの一部かぁ。」みーちゃんはれぃりんを溺愛し、溺愛した。辛い日も、雨の日も、振られた日も。れぃりんからみーちゃんは恋愛OKが出ていた。れぃりんは恋愛しているみーちゃんが一番綺麗だから!と言ってくれたのだ。それから月日は経ち、みーちゃんに出会いが訪れた。今の旦那だ。みーちゃんからの一目惚れ。みーちゃんは、すぐに告白した。旦那からもすぐにOKが出た。結婚前提の付き合い。みーちゃんは久しぶりにこんなに人を好きになった。本気で再婚したいと思う人に出会えた。そんな時、新しい命が宿った。しかし、まず、れぃりんの意見を聞いた。するとれぃりんは、少しはぶてながらも、良いよ!と言った。しかし、れぃりんの心が許すまでみーちゃんは待った。れぃりんに言った。「れぃりん、ママはね、れぃりんが世界で一番大好き。けどね、同じくらい新しいパパも大好き。みんな平等に大好き。お腹の赤ちゃんも大好き。れぃりんと平等だよ。」れぃりん「わかってるよ。れぃりんだってパパ欲しいし、妹か弟欲しい。けどね、妹か弟にママを取られそうで怖い。」みーちゃん「ママは誰の者だ?笑 れぃりんの者、だけだよ?まだ気付かないかな?」れぃりんはやっと気付いてくれた。そうだ、赤ちゃんが産まれても、最初に可愛がらて一番大事にされて来たのがれぃりんだと言う事に♡
- スピード(9歳)
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