第2話。 小学校入学式をみーちゃんは迎えた。しかし、ラン…
第2話。 小学校入学式をみーちゃんは迎えた。しかし、ランドセルがない。写真を取るのに、みーちゃんの母親は、友達から「ランドセルらかって写真とるだけだから貸して?」みーちゃんは自分のランドセルじゃないのが嫌だったけど我慢して作り笑いをした。みーちゃんは作り笑いを覚えた。変な感覚で楽しかったから。次の日から学校。しかし、ランドセルがない。みーちゃんが入学した時お兄ちゃんは小6だった。ランドセル変わりに紙袋を母親からみーちゃんに渡された。母親「後4カ月待ちなさい。それまで買えないから、先生にも言ってあるから。辛抱しなさい。」みーちゃん「うん…」みんな綺麗なランドセル。みーちゃんは恥ずかしかった。けど辛抱という感覚も覚えた。それも変な感覚で楽しかったから。紙袋って教科書入れると以外と重いですよ。下が破れないようにダンボールを敷いていたけど結構重い。その頃のみーちゃんからしたら“おさがり”何て言葉思い浮かびませんから。友達から毎日言われてました。「何でランドセルないの?貧乏なの?」ここでも“貧乏人”というレッテルを張られました。子供って素直だから悪気がなくてもそういう言葉をズカズカ言っちゃうんですよね。笑
- スピード(9歳)
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