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risa
雑談・つぶやき

心臓が動かなくなっても、まだお腹の中にいる。手術日が決まった。その…

心臓が動かなくなっても、まだお腹の中にいる。
手術日が決まった。
その夜は家族みんなと一緒に寝る残りわずかな夜だねと心の中で語りかけながら、お腹をとんとんしながら眠った。
だけど、眠りたい、眠らなきゃと思うのに一睡もできなかった。
胸の張りもなくなった。
つわりも消えて、ご飯が食べられるようになった。
ご飯がおいしいと思ってしまった。涙が止まらなかった。
母子手帳ケースを選んでいた。
どれを買おうか、色は何色にしようか、男の子だったら、女の子だったら…そんなことを考えていた。
でも、母子手帳をもらう前にお空に帰って行ったから、何も残らない。
可愛い我が子の成長写真。
命の大切さを教えてくれるために、お腹に来てくれたのかもしれない。
大丈夫だよ、頑張れって言うために来てくれたのかもしれない。
頑張って大きくなって、少し赤ちゃんらしい形になって、可愛いと思わせてくれた。
最初から生まれない運命の子だったとしても、妊娠したと分かって幸せにしてくれたこと。
元気に心臓が動いている姿を見せてくれたこと。
赤ちゃんらしい可愛い姿を見せてくれたこと。
つわりでつらかった日々もぜんぶぜんぶ、私だけはずっと忘れない。
いつか年をとってお空に行ったとき、また会えますように。
それまでどうか幸せに過ごしていてね。

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