「泣くまい」と必死に耐えているのか、歯をくいしばり悔しそうな何とも…
「泣くまい」と必死に耐えているのか、歯をくいしばり悔しそうな何とも言えない表情で息子が学校から帰ってきた
「どうしたの?」と私が声を掛けると
「女子と仲良くすることがそんなに恥ずかしいこと?
僕と一緒にいたら子供ができちゃうよ…だって…
わけわかんないよね…」
息子には今、特別に仲良くしている同級生の女の子がいる
その女の子は息子を好いていてくれてるようで、息子もおそらくその女の子が好きなのがとてもよくわかる
つい最近は、休日に二人で図書館へ出かけた
きっと、この女の子のことでからかわれたんだろう…
「そう…。そんなことを言われたの…。
そう言ってきたのは女の子?男の子?」と聞くと
「女子…」と一言
「恥ずかしいことなんかじゃないわ
女の子でも男の子でも、人を好きになることを恥ずかしいことだなんて思わないで
お話ししたい。話しを聞きたい。一緒に遊びたい。
そう思う気持ちに蓋をしないで欲しい
自分の気持ちに素直でいて欲しい」
息子は、たった一言「うん」とだけ応えてくれた
昔「14歳の母」というドラマを真剣に観ていたのを思い出した
「14歳?まだまだ子供なのに…?」
けれど、現実にまだ子供だったとしても、女の子に生理があれば、体は妊娠できる体に成長する
息子は10歳
「子供ができちゃう」と息子に言った女の子も10歳
まだまだ…と悠長に考えていた性教育
そろそろ真剣に息子と向き合う時期に来たのかもしれない
どう対応したら良いか、アワアワして電話した私に主人は
「今のこの時期が、男子も女子も自分の身体の変化を敏感に感じとる年齢に入ってきたんだろうな。
今日は早く帰るのが難しいから、明日、帰宅を早めて○○(息子)と話しをする時間を作るよ
男同士の方がスムーズに入りやすいだろうし
君も深く考え過ぎないこと!
成長過程で誰もが通る道なんだからね
俺に任せてくれる?」
私に生理が来たのは12歳
母は「あなたの身体がこれから大人の女性になっていく道のスタートラインに今立ったのよ
これから何十年と付き合っていく生理に、嫌になってしんどくなって、ずっと続いていくけれど、これだけは忘れないでほしい
いつか将来、あなたが心から大切に想う人と出逢う道の過程で必要な体のサインだと言うことを…」
咄嗟のことで上手く息子に話せなかった私
どう話したら良いのかわからなかった私
主人が言うように、男同士の方がいいのかもしれない
まだ10歳…。でも、もう10歳なのだ…。
そう、息子は少年から青年へと変わる成長途中なのだ。
母である私がしっかりせねば!!
- ペンママ🐧(10歳)
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