16歳の時に堕胎を余儀なくされた女性が、悪阻で苦しんだ経験を振り返ります。自身の苦しみや後悔、周囲の理解について述べ、妊娠中のつらさを共感を呼びかけています。
これくらいの時期になると思い出す。
初めて妊娠した16歳の時、本当に苦しかった。
幸せにしてあげたかった赤ちゃん。
本当に申し訳ないことをしたと思ってます。
今年も年末に会いに行ってきます。
世の中ではあまり知られていませんが、
堕胎をせざるを得ないほどの重度妊娠悪阻。
皆さんもこう人もいる。そして自分もなる可能性がある。
そう捉えて聴いていただけると幸いです。
私は16歳の秋、初めての妊娠をしました。
現在の旦那が彼氏だった頃、
私が社会人で一人暮らし、旦那は高校生の頃でした。
私は15歳から正社員として働いていたので、
貯金もありましたし産休育休も取れる。
それらも踏まえて産もうと考えて行動をした。
親にも同意を得て、
籍は彼氏が高校を卒業してから。
私は両親から勘当されていたから報告のみ済ませ、
産婦人科や役所へもとても嬉しい気分で通いました。
妊娠6.7週に入った頃、急につわりが重くなりました。
それまでは一日に4.5回吐く程度だったのが、
水を飲んでも吐くので1日に10回以上吐くように。
この時から仕事は休職しました。
2週間で体重が7kg減り産婦人科医から点滴に通うとの指示があり、
毎日点滴に通い過ごしました。
それでも吐き気は止まらず何も変わらない。
1ヶ月で12kg体重がおち、
157cm42kgだったのが30kgまで。
これ以上は危険ということで、管理入院に決まりました。
そこからはもう戦いであと5kg落ちたら、
病院の判断で堕胎にするという説明がありました。
入院する前にあった症状
幻覚、幻聴、頭が割れるような激しい頭痛、吐き気、嘔吐、
身体の痙攣、めまい、 歩行困難
日中の明るさでも嘔吐、携帯やテレビもNG
入浴もできない
入院後にもこれらは続きさらに状態が悪化したからか、
意識が朦朧としている時間の方が長くなりました。
ここまできた時についに先生に、
このままでは母体にも脳や体に障害が残る。
そして赤ちゃんも普通の状態では生きられない。
今現状、母体の水分がほぼないから、
お腹の赤ちゃんも相当苦しくこのままでは2人とも亡くなってしまう。
このような説明をされたみたいです。
はっきり言いますとこの時の私は意識がありませんでした。
意識があったのかなかったのか曖昧ですが、
私の中には入院の途中から堕胎が終わって何日か後の病室まで記憶がありません。
ただ覚えているのは、
私の記憶が戻った時に私の中に赤ちゃんはいなかった。
それだけです。
病院へは両親ではなく祖父母が来てくれていて、
彼氏や彼氏の親もいました。
そこで初めて私に赤ちゃんを堕胎したと話してくれました。
悪阻がなくなりびっくりするくらい軽くなった体に納得はしました。
先生から説明を受けた時に言われたのは、
赤ちゃんもほとんど成長していなかった。
母体も意識がなくかなり危険だった。
あのままだったら赤ちゃんはどう頑張っても死んでしまったし、
母体もダメになっていた。
とにかく無事でよかったです。
未成年だと身体が完成していなくて、
妊娠自体が危険だ。
体質にもよるが悪阻がひどいならば、
成人するまで妊娠は控えた方が良い。
このようなことを話されました。
周りからよく頑張った。仕方なかった。
と言われることはあります。
でも私にはそうは思えませんでした。
他の人が耐えているのになぜ耐えられなかったのか。
普通に産める人が多いのに、なぜ産めなかったのか。
自分の勝手で殺してしまった。
後悔しかありません。
赤ちゃんがお腹で頑張って育てるなら、
私も死んだってよかったのに。
死んでもいいから産みたかった。と今でも思います。
ですが経験したからこそ感じたのは、
今いる子どもたちの時の悪阻とは全く違った。
あれは異常だった。ということです。
今、妊娠している方や、つわりや重度妊娠悪阻で苦しんでいる方。
いつこのような状態になるかは誰もわかりません。
でも誰がなるかもわからない。
妊娠継続できる。というのがどれほど奇跡的なことなのか、
どうか噛み締めながら頑張ってください
- moon(1歳7ヶ月, 4歳0ヶ月, 5歳5ヶ月, 7歳)
コメント
はじめてのママリ🔰
そういったケースも
あるのですね。
悪阻が酷すぎて入院⋯は
聞いたことありますが。
お二人のお子さんの時は
大丈夫だったのですか?
み
壮絶なエピソードすぎて鳥肌でした。
お辛かったですよね😞
私も重症妊娠悪阻の経験あります。
1人目妊娠時、23歳の時ですが幸い157センチ55キロとぽちゃ体型だったので40キロまで落ちましたが入院、退院後の点滴通いだけでなんとか妊娠継続でき、大きな女の子出産できました。
ただ出産するまで吐かなかった日はなくて本当に辛い日々でした。
周りのエンジョイマタニティーライフ!みたいなのも無縁だし、お出かけも出来なかったし、大丈夫だろうと思って1人で出かけたら突然吐き気が来て駅のホームで盛大に吐いてしまってビニールもないし誰も助けてくれないしみんな見てるどうしようとパニックになり顔から火が出るほど恥ずかしかった思いもしました。
まぁこんなの比べものにならないほどの辛い経験だと思います。。
悪阻って不思議ですよね。
2人目は幸い重症化はしないもののやはり悪阻酷くて大変でした😔
私も気になるのですが、今いらっしゃるお子様の時の悪阻は大丈夫だったんでしょうか?
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moon
上の方への返信でかきましたが、
上の子の時は2ヶ月間寝たきりでしたが
点滴のおかげで体重減少を42kgから35kgまでに抑えられて
何とか繋ぐことができました。
やはり明るさがあるだけで嘔吐してしまったので、
ひたすら布団の中に潜ってました
下の子の時はつわりが1週間で終わったので、切迫ではありましたが楽しいマタニティライフが送れました。- 12月14日
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み
16歳の時の妊娠と比べてそんなに差があるのですね😱!
1週間で終わる悪阻、、羨ましいです😭
でもあれもこれも1人目で頑張ったからこそ神様からの素敵な妊娠生活のプレゼントだったのかもしれないですね😭- 12月14日
リン
重度の妊娠悪阻で堕胎まですることがあると、初めて知りました。
辛い経験のはずなのに、情報提供ありがとうございます。
同じような経験ではありませんが、このような辛い経験をしたからこそ他の誰よりも妊娠、出産、子どもの有難さを噛み締められると私は自分に言い聞かせてます!
16歳でこのような壮絶な辛い経験を乗り越えられて本当に凄いと思います。
でも母体が残ったからこそ、今のお子さんもsssさんの元にこれたので、後悔はやむを得ないと思いますが…決してご自分を責めないで下さい。
sssさんが無事で、何より今お子さんがいらっしゃることが本当に奇跡でみなさんの希望につながると思います!
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moon
本当に生きているからこそ、今子ども達に会えているのだと
感謝はしています。
若すぎる妊娠は、母体への危険性が高いということを知ってくれる人がと思ってます。- 12月14日
moon
上の子の時は2ヶ月間寝たきり生活になり、
その際は飲めず食えずで入院して点滴でつなぎました。
ピークが2ヶ月で終わってくれたから、その後は退院することもできて
無事に出産に至ることができました。
下の子の時はびっくりするほど悪阻がなく、
切迫流産、切迫早産ではありましたがしあわせなマタニティライフを送れました。
年齢が関係あるのかはわかりませんが、
最初の妊娠が16歳の上の子は20歳下の子は22歳で
どんどん悪阻が軽くなっていったので
少なからず年齢も関係あるのかな?と思いました。