今更聞けないからここで…ワンオペでテレビ見る暇なく台湾で何が起きてる…

すみません 、長くなります ( ；ᵕ； )


【 1 】
昨年 、香港のカップルが台湾へ旅行中に
１９歳の男性が妊娠中の２０歳の恋人を
殺害した事件が起こりました 。
事件後に犯人の１９歳男性は香港に戻り
台湾警察が犯人の身柄引き渡しを要請した
ものの 、香港は
「 香港と台湾との間に身柄引き渡し
協定がない 」ということで要請を拒否し 、
この事件を発端に香港政府は
「 犯罪人引き渡し協定 」を結んでいない
中国本土・マカオ・台湾にも重大犯罪者の
身柄を渡せるようにする逃亡犯条例改正案を
今年４月に議会に提出しました 。

これに多くの香港市民をはじめ 、
弁護士グループなどが反対しています 。
現在 、香港はイギリスやアメリカなど
約20か国と犯罪人引き渡し協定を
結んでいますが 、中国本土や台湾・
マカオとは協定がありません 。
香港政府はこの「 法の抜け穴をふさぐ 」ため
この逃亡犯条例を施行して 、中国本土や
台湾・マカオに対しても犯罪者を
引き渡せるようにしようとしています 。

香港はイギリスから中国に返還され
その後も「 国 」として独立はしてないものの
中国の中でも独立自治区として 、
中国本土とは政治経済・立法などは
別組織で運営され、独立することが
一国二制度として認められています 。

香港は独立した自治が認められている
にも関わらず 、逃亡犯条例を施行することで
❶実質的に香港市民や滞在中の外国人が
中国当局の取り締まり対象になる恐れがある
❷たとえ法律上の「安全弁」があっても
中国本土からの政治圧力や批判にさらされ
公正を保てなくなる
❸事実上の一国二制度が崩壊する
可能性が懸念されています 。

例えて言うなら 、香港で中国に批判的な
意見を言った人が容疑を作り上げられて
引き渡されるかもしれないということです 。

現在のデモは改正案に反対の香港市民と
香港警察の対立から起きています 。

【 2 】
韓国が発表したのは 、日本と韓国が
軍事機密を共有するため結んだ協定
（ ＝ＧＳＯＭＩＡ というもの ) を
破棄するというものです 。
北朝鮮問題に取り組むためにも
いろいろなところで重要なものです 。

日本が韓国の貿易に関する制限を
かけたことに対する対抗策ですが 、
経済分野から安全保障の方にまで
影響が出てしまったので日本はもちろん
日米韓で連携をとっているアメリカも
失望・猛反発している状況です 。

• 8月23日