コメント
あいり
左右の心臓の部屋の壁が欠損しているのかもしれませんね。
心房中隔欠損や心室中隔欠損、両方が欠損している房室中隔欠損などがあります。
穴が小さく、左側から右側に流れてしまう短絡が少なければ外来で定期的な経過観察をして自然閉鎖を待つことがあります。
穴が大きく、左側から右側に流れてしまう短絡が多ければ肺血流量が増加して心臓に非常に負担がかかり、呼吸が早くなったり、脈が早くなったり、ミルクが飲めなくなったりするので、手術が必要になります。
大きな穴がどこに開いているのかは聞きましたか?
羊水検査や染色体検査はされましたか?
TT
甥っ子がその状態で産まれてきました!
産まれてから手術はしましたが今は元気にしてますよ✩
あいり
単独の欠損だけでなく、心房中隔欠損や心室中隔欠損は様々な重度の先天性心奇形に合併します。
例えば、ファロー四徴症は肺動脈が狭くなっていたり、完全に閉鎖していたり、大動脈が右側に乗り出していたり、右の心室の心筋が肥大したりする先天性心疾患ですが、心室中隔欠損も4つの特徴のひとつです。
また、大動脈が途切れている大動脈弓離断や、大動脈と肺動脈が逆にくっついちゃってる大血管転位なども中隔欠損を合併します。
これらは将来的に体格に合わせて2-3回の手術を繰り返して根治を目指す感じです。
複雑心奇形となると単純な心室中隔欠損とは治療や予後が違ってくるので、小児循環器の先生にエコーしてもらうのがいいかなぁと思います。