おかぁさん 私のことを愛してください。わたしは泣くことしかできません…
おかぁさん 私のことを愛してください。わたしは泣くことしかできません。でも 決してあなたのことを困らせようとしてるのではないのです。おかぁさん わたしのことを愛してください。あたたかいおなかの中が恋しくて 時々なつかしくなってしまうのです。長いこと丸くなって過ごしていたから おふとんに寝かされると背中がびっくりするのです。
おかぁさん わたしが抱っこを望むのは あなたの優しい愛にふれたいから。あなたの肌のにおいにわたしは安心するのです。おかぁさん わたしのことを愛してください。遠く離れたところから 優しいあなたの眼差しをみていました。あなたが動物を慈しみ 植物を愛でる姿に惹かれました。おかぁさん わたしのことを愛してください。目を閉じて眠るのは怖いのです。暗くて深い闇は あなたから引き離されそうだから。あなたのそばにいたくて 泣いてしまうのです。深い海を渡り 広い空を越え 宇宙の果てからあなたをみてました。わたしはあなたと巡り合うその瞬間をずっと待ち望んでいました。けっして あなたの自由を奪うためにやってきたのではないのです。
あなたが悲しい顔をするたび わたしも涙があふれるのです。あなたが困っている顔をするたび わたしも途方に暮れてしまうのです。どうか わたしの存在を疎まないでください。言葉を発しないわたしですが あなたの気持ちは誰よりも感じとることができるのです。おかぁさん わたしのことを愛してください。わたしのことをわかってくれるのはあなたしかいないのです。あなたに抱かれ あなたの鼓動を感じ これ以上の幸せはないと知っています。おかぁさん わたしのことを愛してください。あなたの笑顔が眩しくて わたしはいつも見ていたいと思うのです。あなたの声が永久に音色として心に刻まれるのです。おかぁさん わたしのことを愛してください。わたしは誰よりもあなたを愛しています。あなたとともに歩む未来がどんなに素晴らしいものかを信じています。
〜 おかぁさん 〜もっち
- KKK
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