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雑談・つぶやき

第1話の続き。   飛び出した後、目の前の高い団地が家だから走って帰…

第1話の続き。   飛び出した後、目の前の高い団地が家だから走って帰った。鍵を渡されていたのでみーちゃんは鍵を開け、誰もいない家で泣いた。勝手に涙が出た。その時に全てをみーちゃんは悟った。お父さんはもう、いない。本当に二度と帰って来ない。それまでのみーちゃんはお父さんお母さんの顔色を見ながら過ごしていた。泣いたのなんて赤ちゃんの時以来初めてだった。みーちゃんの感情で泣くのが初めて。母親が帰って来た。母親「みーちゃん、どうしたん?勝手に保育園から家に帰って来てから。」みーちゃん「意地悪された!貧乏人ー!って笑いながら言われた。もう保育園行きたくない。」そうつぶやいた瞬間母親が狂変した。母親「うるせーんだよ!私の気持ちがお前にわかってたまるか!(みーちゃんを殴りながら)外に出ろ!お前なんて産む子じゃなかったのに!だから邪魔なんだよ!消えろ!死ねー!」そのままみーちゃんは真夏の8月に外に出された。みーちゃんはあまりの痛さ、ショック、そして真夏の暑さで3時間程経った頃、みーちゃんは倒れた。(いわるゆ失神ってやつです)気が付くと、家の中にいた。みーちゃんのお兄ちゃんが学校から帰って来てみーちゃんを抱っこして家に入れたの。みーちゃん「あれ?お兄ちゃん、お母さんから殴られたし保育園で意地悪された!もうみーちゃんやだ。」兄「兄ちゃんもやだよ。兄ちゃんは逆に今日新しい友達殴りまくった。」みーちゃん「何で?」兄「わからん。何かモヤモヤした。あ、それにしてもまだ電気通らんのかね?夜暗いね。布団もないし。」みーちゃん「暑いよ。扇風機もないと?」兄「ない。布団もないし。何もないんだよ。あるとしたら洋服何枚かと兄ちゃんが一年前に取った空手の茶帯のトロフィーだけやな。あ、後お金だけお母さんから預かっとるけ何処かで安い店探して食えって。行くよ。」そんな気持ちが暗くなる会話をしながらみーちゃんとお兄ちゃんは、うどん屋を見つけ入り、一言も会話せずに食べた。そしてそんな毎日を過ごしてみーちゃんはとうとう小学校入学まで、後5日を控えた。みーちゃんは、何かが狂い始める感じがして毎日が怖かった。真夏は暑く、畳でゴロ寝。何かが狂い始める。そうみーちゃんは悟った。これから1人きりなんだ。と強く感じた。

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