雑談・つぶやき

息子が大きいお風呂に誘った理由を理解できず悩む母。自身の体の傷からくる複雑な気持ちと、家族の優しさに触れ、銭湯に行くことを決意する。

今朝、起きてきた息子が

「ママ。大きいお風呂に入るの嫌い？」と言ってきた。

「大きいお風呂って、銭湯のこと？」

「うん。お風呂屋さん」

「どして？お風呂屋さんに行きたいの？」

「昨日、パパとお風呂入った時に、ママも試験が終わって疲れてるみたいだから、大きいお風呂でゆっくりさせてあげたいな…って言ったら、パパがママはみんなで入るお風呂は苦手なんだって言ってたから」

「銭湯は嫌いじゃないんだけどね…」と言いはじめて、息子に何と説明しょうかと悩んだ

私の体には３つ大きな傷がある

一つは息子を帝王切開して出産した時の跡
もう一つは、腎臓移植手術した時の跡
そしてもう一つは、乳がん摘出手した時の跡

メスの跡だらけの綺麗とは程遠い私の体

今は少しずつ慣れてはきたけれど、お風呂に入り自分の体を鏡で見ると、やっぱり目を背けたくなる

「君が俺たち家族の為に生きようとしてくれた何よりの証しだ」

そう言ってくれた主人は今も変わらずに私の身体丸ごと愛してくれている

たとえ銭湯であったとしても、主人以外の誰かに私の体を見られることが私には嫌だった

きっと、主人はそれがわかってるから「ママは苦手だ」と息子に話したんだろう

「ごめんね。ママは大丈夫だから、大きいお風呂に行きたかったらパパと一緒に行っておいで」と言うと

「ママ、最近しんどそうだから、ゆっくりできるかなぁと思っただけだから。別に僕が行きたいんじゃないよ」

息子の優しさがじーんと胸にきて、その後起きてきた主人に

「今日は夕方から銭湯にみんなで行って、銭湯の中のごはん屋さんで夕食食べよう！
今日はママは思いっきりゆっくりするよー！」と言うと

驚き、目をまん丸くした主人と同じ顔をした息子

「平気なのか…？」と、尋ねてきた主人に

「わかんないけど、○○が誘ってくれたし行ってみょうかなって…」

「そっか。じゃあ行ってみょう」

私の体を見たら、入浴してる人たちは驚き引くだろうか…？

そもそも、そんな他人のことなんて気にはしないだろうか…？

何十年か振りの銭湯　行ってみょう

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