ココロ・悩み

15週で中期中絶を選択した女性が、赤ちゃんの状態や出産までの経過を丁寧に説明しています。息子の供養や再来を待つ気持ちを綴り、悲しみと幸せが入り混じる心情をつづっています。

おととい小さな男の子をお空に1度帰してあげました。
15週でした。

10週のときに、臍帯にまん丸の嚢胞が見つかりました。
でも初期だから自然に吸収されることを願って、年を越しました。

13週のときには、その嚢胞が赤ちゃんのお腹の中にありました。
お腹の中の赤ちゃんのお腹は、臨月の妊婦さんぐらいぽっこりしていました。
来週はご主人と一緒に来てくださいと言われました。

14週のときは、赤ちゃんのお腹がもっと大きくなってしまいました。
小さいし、稀なことみたいで、先生も詳しい原因はわからないけど、おそらくおしっこがうまく出せなくて膀胱が大きくなってしまっているのではないかと、、
このまま大きくなり続けたら、お腹が破裂してしまうかもしれない、心臓が止まってしまうかもしれない
まだこの週数だと治療もできない、と言われました。

15週、先週お腹中を占めていた嚢胞の中に他の臓器が入り込んでしまっていました。
まだ心臓は元気に動いていました。
でもこれ以上赤ちゃんを苦しませることはしたくなくて、お腹が破裂するのも、お腹のせいで心臓が止まってしまうのも悲しすぎるので、少しでもはやく我が子がもう一度今度は元気な体で戻ってこれるように、一度お空に帰してあげる選択をしました。

夕方から入院して、子宮頸管を広がりやすくする処置をしました。
その後からだんだん生理痛のような痛みがだんだんと増していって、いつもなら痛み止め飲んじゃうけど、なんとか我慢しながら朝を迎えました。

翌朝7時に破水
予定を少し早めて8:45に促進剤を一錠
生理痛がなんとなく定期的に来る感じ
10:29出産
生理痛のピークぐらいの痛みだけで、いきむこともなく、苦しむこともなく、ものすごく安産で生まれてきてくれました。
胎盤もすぐ出てきてくれました。

親孝行すぎる赤ちゃん。
小さな小さなおちんちんがついていました。

見れば見るほど可愛いお顔をしてて、小さなおててに小さなあし

火葬まで5日間あるので、一緒に過ごせば過ごすほど愛情もわくし、可愛くて可愛くて仕方がない

今日は息子の骨つぼを探しに少し外出
安産で小さな息子だったので、体の回復は早かった
でも心は自分が思っていたよりも全然回復なんてしていませんでした
まさか我が子の骨つぼを探す日が来るなんて、、、

斎場のほうから、
この週数では小さめな骨つぼを買っても、悲しくなるくらいの量のお骨しか残らないと言われました。
ひとつまみくらいかもしれないと

だから100均で1番小さなビンと食器を買いました。
どちらがいいのか決めきれず、、

まだまだすぐ涙が溢れてきちゃって、私に外出はまだ早かったなと思いました。

夜も泣けてなかなか眠れないし、朝もいつもより早く起きてしまってまた泣いてしまう。

昼間は息子を抱っこしてあげたり、添い寝してみたり、お話ししてみたり
少しずつ泣かずに息子のためにしてあげられることをしています。

短い時間しか一緒に過ごせないことがわかっててもそれでも私たち夫婦を選んで来てくれた息子

息子はその運命を知ってても来たかった理由はなんだろう

きっと何気ない私たち夫婦の生活の中で一緒に過ごしたかったんだと思う

だから今息子はとても幸せなんだと思う

だから私もそんな息子と過ごせる今がとても幸せ

って思っても泣けちゃうんだけどね

またいつでも戻っておいでって

元気な体で戻って来るために一度お空に帰るだけだもんね

だから名前はそのときにつけてあげるの

前向きに前向きにって思って、息子がいつ戻ってきてくれてもいいように、すぐ風しんの予防接種して、葉酸のサプリ飲んで体を整えてリフレッシュする期間にするよ

息子の供養と同時にいつでも戻って来れるように子宝祈願もしたい

全然まとまらないけど、ありのままのいまのママの気持ち

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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