※本ページは一般のユーザーの投稿により成り立っており、当社が医学的・科学的根拠を担保するものではありません。ご理解の上、ご活用ください。
スピード
雑談・つぶやき

第5話。               刑務所から出て、すぐにみーちゃ…

第5話。               刑務所から出て、すぐにみーちゃんは家を出た。そして、パチンコ屋で働き始めた。好きな彼氏も出来た。彼氏と同棲しながら、仕事を頑張った。頑張って頑張って、3カ月で正社員にもなった。頑張った。毎日頑張った。彼氏から浮気をされた。悲しかった。けどその悲しみも仕事に注いだ。頑張り抜いた。そんなある日、朝起きると、ため息が出た。その瞬間、何かが音を立てて崩壊していったのがわかった。その時、みーちゃん19歳。勝手に涙が出た。何もやる気が出ない。いきなり自分の腕をカッターで切った。職場に電話して休ませて下さい。と言った。仕事を休むなんて初めて。その情報を知った友達から一言。「あんた、鬱病だよ?病院行こう?」みーちゃん「鬱病って何?手術とかするの?」友達「鬱病ってのは、心の病気だよ。過去に辛い経験してない?思い出したくないような辛い経験。」みーちゃん「した。沢山した。」そのまま友達がみーちゃんを精神科に連れて行った。あ、ここ、江口のおいちゃんが昔連れて来たような病院じゃん。みーちゃんは思った。診察をされて結果。先生から「過去のトラウマが原因の重度の鬱病です。今日から薬出すから、ちゃんと飲んで下さい。」ビックリしました。それまで鬱病と言う病気すら知らなかった。どんな症状が出るのか、いつ治るのか?仕事で貯金していたお金を崩しながら、鬱病の本を10冊ほど買いました。治るのは人により、何日間かで治る方もいれば、何十年経って治る。と書かれていた。鬱病独特の、この心がずーん。と沈む感覚、辛い、ただ膝を抱えていても、テレビを付けていても辛い、きつい。しまいにはテレビが雑音になりイライラして消す。みーちゃんは思った。私の人生なんだったんだ?良い事なしなしでしまいには鬱病。もう、死のう。そう決めてしまった。そんな時、彼氏とも別れるか別れないかでいざこざしていた。死のう。死ぬべきだから。みーちゃんは実行するために、死ぬ場所まで探していました。そんな時、気分が悪くなった。最近吐いてる。友達に言うと、妊娠検査薬を渡され、赤ちゃんがいる事がわかった。みーちゃんはすぐに彼氏、親、兄に報告した。みーちゃんは絶対に産む。と決めた。その時みーちゃんはお腹に向けて言った。「みーちゃんの、あ、違う、ママの死を止めてくれて、命助けてくれてありがとう。」すぐに籍を入れた。しかし、旦那はみーちゃんをあまり愛してなかった。付き合っている最中も、何度も浮気をして、みーちゃんを傷つけている。だから、みーちゃんのお腹が大きくなるにつれて、みーちゃんを傷つけ出した。みーちゃんの前で、みーちゃんを豚呼ばわり。帰宅しない、挙げ句の果てに他の女とやって帰って来る。何もないようにみーちゃんに報告して来た。みーちゃんは辛かった。鬱病もあり、つわりも酷く辛かった。だけどお腹を蹴る赤ちゃんがみーちゃんを支えてくれた。予定日を過ぎても陣痛もないから、みーちゃんは母親と産婦人科に行った。すると赤ちゃんは、推定体重が、4800gを超えていた。みーちゃんは緊急帝王切開で赤ちゃんを産んだ。男の子。あまりの可愛さでたまらなくてたまらなくて可愛すぎて、お腹の痛みを耐えて、入院中毎日みーちゃんのベッドで赤ちゃんと過ごした。それから旦那はみーちゃんと子供に無関心。みーちゃんにDVを始めた。けど、みーちゃんはどんなに殺されかけても浮気されてもボロボロになっても、子供を支えに生きた。みーちゃんに旦那がある日メールを送って来た。「俺はまだ女遊びがしたい。はっきり言ってお前と子供が邪魔。ウザイ。離婚しろ。」みーちゃんは泣いた。たまらない気持ちだった。どんなに嫌な事をされても、みーちゃんは一途だった。旦那を好きだった。だから心もボロボロだった。だからショックで泣いた。涙が止まらなかった。しかし、そんなみーちゃんをよそに旦那の両親がせっせと離婚を進めた。みーちゃんは、ただただ従った。子供がみーちゃんの生き甲斐だったから。
  

コメント