本当にあった幼稚園職場いじめの話。とある幼稚園に新卒で就職が決まり…

本当にあった幼稚園職場いじめの話。
とある幼稚園に新卒で就職が決まり、そこで働くことになった。
働く前のオリエンテーションで、『辞めないでね。』と副園長に言われたのがひっかかりながらも、私は初日を迎えた。
そこの幼稚園は、いわゆる『新人』が全ての雑務を担わなければならない過酷な環境の幼稚園だった。
私は同期がいなく一人だったので、一年上の先輩（3人）が最初は手伝ってくれていたのだが…
新人は毎日朝１番に来て鍵明けからはじまり、掃除をし、上の先生方が来るのを自分の席の前で立って待つ。
新人にはシフトなど存在しない。毎日朝6時半には出勤。
帰りは毎日先生方が全員帰るまで自分は帰れない。先生方が仕事が終わらなくても雑談していても、自分は仕事がなくても席でじっと座って先生方が帰るのを待つ。帰りはいつも19時過ぎ、遅いときには21時にもなった。先生方が帰ったあと自分も鍵を締めてかえる。
幼稚園では出来ないのに、持ち帰りの仕事は沢山あった。誕生会のバッチづくり、壁面という壁飾りづくり、お便りづくり…
期限が決まっていて帰ってからやるので朝も毎日早いので寝る時間がほとんどない。
幼稚園での任務は3歳児の副担任と、預かり保育担当。新人教育担当のような先生が私についていたが、教育というより監視だった。
幼稚園は9クラスあり大きい幼稚園だったが、掃除は全て私だった。担任の先生が自分の教室を掃除することもまずない。全てのクラス、職員室、トイレ、廊下…新人で遅いのもあるかもしれないが園全部を掃除してたらそれなりに時間はかかる。ストップウォッチで私が掃除にかかった時間を計り、上の先生に報告する教育担当の先生。『こんなに掃除に時間がかかってるんですよ。手伝ったほういいんですかね？でも新人の仕事だし○先生（私）だけ甘やかすわけにいかないですよね！？』
最初は手伝ってくれていた一年上の先生方も、教育担当の先生と一致団結しはじめ、手伝ってくれることもなくなり当りもだんだん強くなった。
『私の仕事が遅い、どうして出来ないの、』というようなことで、2時間のお説教を２回受けたことは今でも覚えている。みんなが帰ってから話がはじまるので帰りは21時。
入って一ヶ月も経ってないのに覚えが悪いなどと、私一人に対して3人がかりで話する。頭が真っ白になった。
余計に覚えは悪くなり、頭は回らなくなり、わたしは突然奇声を発したりするようになった。
1時間半～2時間かかる掃除を終えて職員室に戻ると先生方は事務仕事をしながらコーヒーやココアを飲んでいた。『これ下げて洗ってくれる？』わたしは職員室に戻るなり休む暇もなく先生方のコップを洗わされる。
コーヒーなどを飲めるときもあったが、洗うのはもちろん私で、一年上の先生方が片付けをはじめようとすると、教育担当に『上の先生片付けてるよ？早くしないと』と言われる。
移動の際は持ち物は上の先生方に持たせてはダメ。持っていたら『私がもちます』と、言わなければならない。
もちろん一人で持つのは無理だから、そのときは一年上の先生方が手伝うけど…
これ以外にも言われた言葉とかは沢山あるけれど、たった一ヶ月で辞めた幼稚園、本当にひどかったと思う。
このあと私は何個か保育所に就職したりしたけれど、わざと小規模に就職したり、採用されたけれど何個も断ったところもある。
完全にトラウマになってしまった。
私の人生を返してほしい。

幼稚園や保育園、保育士不足が騒がれていて、原因が低賃金だのモンスターペアレントだの言われてるけど、それだけじゃなく、それ以上に働きづらい環境があるせいで職場復帰ができない人もいる現実があると私は思う。
私も復帰したいけど正直こわい。
子どもを育成していく現場でいじめがあるなんて本当にどうかしてると思う。

• 教育
• 保育園
• 3歳児
• 片付け
• モンスターペアレント
• 幼稚園
• 先生
• いじめ
• 担任
• コーヒー
• 奇声
• 職場
• 保育所
• トイレ
• 職場復帰
• 保育士
• 掃除
• 復帰