妊娠・出産

帝王切開で子宮全摘出。手術中の恐怖や不安、感謝の気持ち、退院後の不安など、心の葛藤が続いています。

【全前置胎盤、癒着胎盤 大量出血、子宮全摘出】
全前置癒着胎盤で、帝王切開時に大量出血し、子宮全摘しました😞

どう気持ちを整理していいかわかりません。


切開早産、全前置胎盤で22週から入院し、3ヶ月以上の長い長い入院期間を経て、先日24日、35週で帝王切開にて出産しました。


重度の癒着胎盤を伴う全前置胎盤で、先生はなんとか子宮を残そうと頑張ってくれましたが、5000ml近くの出血をし、途中から全身麻酔に切り替わり子宮全摘しました。


私は3回目の帝王切開だったし、私の体的にも子育てのキャパ的にも経済的にも4人目は考えてはいなかったですし、母子共に命を救ってくださった医療チームには感謝しかないです。


ですが、「産めない」のと「産まない」のは違う。というか、やはり臓器を摘出したという出来事はショックが大きすぎて、どう処理していいかわかりません。


私の中から大事なものが無くなってしまった気持ちです。


また、手術中の恐怖が一日に何度もフラッシュバックして、具合が悪くなります。


手術中、赤ちゃんがお腹から出たあと、急に手術室が慌ただしくなって、吸引早くして！ペアン！ブルドックかんし！ここ押して！という先生たちの必死の声や必死な表情、ジュゴゴゴゴーっ！という吸引の音、お股からジャバジャバと暖かい大量の血液が流れていく感覚がわかりました。


その後、音が遠くなり、視界が狭くなり、だんだん意識が遠のいて行きました。


あ、、私死ぬんだ。このままお腹の子にも、家で待ってる子供たちにも会えないまま死ぬんだ。本気でそう思いました。


出血とまりません。子宮とりますね。という先生の声を合図に、待機していた麻酔科のナースやドクターが続々と集まってきて、全身麻酔に切り替えますねといわれマスクをされました。


ただただ怖くて。でも怖いのに、体は動かないし意識が遠のいて声も出せない。涙が流れている感覚だけは自分でわかりました。


私の記憶はここまで。


全身麻酔の間は、夢を見ていました。


自宅で子供たちと遊んでいる夢でした。入院する前のごく当たり前の日常の夢でした。


先生たちに終わりましたよ！と方を叩かれ、はっ！と目が覚めました。


目覚めた瞬間は、夢で見ていた景色と、今見えている先生たちが私の顔を除く景色、どちらが現実のものかわかりませんでした。


少したって、あ、私赤ちゃん産んだんだ。それで血が止まらなくて、子宮とるっていわれて。私生きてる。助かったんだ。そのことに気づいた瞬間、安心して涙が止まりませんでした。


術後も意識朦朧としながら自己血3回分＋血液センターから来た輸血2パック、トータル2000mℓを輸血して全身の血液が入れ替わる大手術で、輸血を受けてる間も何度も意識が遠のき、何度も死ぬと思いました。


最後の一パックが残り半分となったとき、他人の血液にアナフィラキシーショックを起こし、輸血は中断となりました。


看護師さんも、正直危なかった。予定帝王切開だったからよかったけど、出血してからの緊急帝王切開だったらママも赤ちゃんもダメだったと思う。ほんとに命懸けだったね。と言われました。


本当に命懸けの出産でした。


旦那はポジティブの塊みたいな人で、自分のことも周りのこと絶対マイナスなことは言わないし、全前置胎盤のリスクについてたくさんの怖い説明を受けた時も、一度もネガティブな発言はしませんでした。
いつも明るく居てくれました。



そんな旦那が、私が目を覚ました時隣でわんわん泣いていて、本当は怖かったんだ。心配してくれてたんだ。と思いました。



そして旦那と初めてNICUに赤ちゃんにあいに行けた時、赤ちゃん小さいし呼吸器に繋がれてたけど、一生懸命生きてて、私の指をぎゅーっと小さな手で握り返してくれて、命が生まれるってすごいことなんだ。今こうして旦那と私と赤ちゃんと3人の時間を過ごせてるのは奇跡中の奇跡なんだと。実感しました。


長い入院生活を支えてくださった看護師さん、私と赤ちゃんの命を救ってくださった先生方には本当に感謝してもしきれません。
私は3人の子供に恵まれてこれからも家族とその時間を過ごせる。それがとても嬉しく幸せで尊いです。


ですが、手術中の意識が遠のく恐怖が一日に何度も蘇って、情緒不安定になって涙が止まらなくなります。


Nに赤ちゃんに面会に言っても、可愛いし大切ですが、赤ちゃんをみると手術中の恐怖がよみがえってしまうことがあります。


長い長い入院生活で、毎日毎日帰りたい帰りたいって思ってたのに、退院が近づいてきたら、帰るのも怖くなってきました。


何ヶ月も家から離れてて、以前の生活サイクルに戻せるかどうか、子供たちの面倒をちゃんと見れるかどうか。



そして、1度死の恐怖を味わったので、家に帰ったら、体調悪くなった時すぐ相談できる看護師さんやお医者さんが傍に居なくなるのもとてもとても不安でなりません。


もう気持ちがぐちゃぐちゃです。

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