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むぎ
妊娠・出産

初産婦のMDツインの胎児期に、重症心不全と重症胎児発育不全が診断され、出産までの経過が厳しい状況でしたが、22週までの入院生活を経て、緊急帝王切開で2人の赤ちゃんが誕生。現在はNICUで順調に成長中です。

【初産婦のMDツインの胎児期に、重症心不全と重症胎児発育不全が診断された出産までの経過について】

【初産婦 MDツイン 胎児期にて、長男:重症心不全(胎児水腫) 次男:重症胎児発育不全と診断された出産までのレポ】
※とっても長くなってしまい、見にくいところがあると思います😖

PCOSの診断を20歳前半に受け、そこから産婦人科に通院していました(偶々家の近くのクリニックが、不妊専門の産婦人科病院でした)
プラノバール等服用し、結婚するまではクロミッド毎食後+プレドニンで排卵誘発を27歳頃まで続けていましたが一度も卵胞が成長することもなく、排卵することもなく…といった時期を過ごしました。27歳の時に結婚し、ステップUPとして、自己注射+タイミング療法で排卵誘発を試みました。卵胞成長が過剰に反応してしまい諦めるクールもある中、数回目のクールで排卵に成功したものの、化学流産となってしまいました。そこから少しお休み期間を経て、(引っ越しのため病院も変わりました)再度同じ方法で排卵に成功し、今回一卵性双生児を授かることとなりました。

10週になる頃、長男にNT5mmの指摘を受けました。その際医師には、浮腫みが今は首の後ろだけだけど、これが身体全体に広がってくることがある、そうなると知らないうちにお腹の中で亡くなってる可能性がある、等と説明を受け、経過観察のため週1-2回通院することになりました。
毎日お腹の子が大丈夫か不安な日々を過ごし、検診のたびに、浮腫み減ってー!と祈っておりましたが、浮腫みが減ることはなく5-7mmで経過しておりました。その中でも幸いだったのが全身や肺に浮腫みが広がることはなかったことです。
その後、より自宅から近い三次病院に周産期専門の医師が居るとのことで、長男を注意深くみていくため紹介受診となりました。
NTの状況は変わらないまま2人とも成長していたのですが、13週の頃、TTTSを発症するには早すぎるタイミングで胎児2人に大きな体重差がつきはじめました。
医師からは、恐らく胎盤の割合が8:2位、さらに臍帯も長男はしっかり確認できるが次男は臍帯が確認しづらく細く短い可能性がある、次男の羊水はほぼ無いか、多くて2センチいかないくらいであり、羊水過小•重症胎児発育不全で非常に厳しい状態。このまま羊水が増えなかったら亡くなってしまうか、もう少し週数が経ったとしても肺が育たない、多分20週まで持たないと思う。次男が亡くなってしまった場合、MDツインの為、長男も亡くなってしまうか重度の脳障害を伴う、と説明を受けました。
エコーで見る限り元気に動いている我が子が亡くなる可能性の方が高い状況にあること、診察の度に厳しい説明をされ、夢のマタニティライフとは程遠い生活をしておりました。

NTの指摘、羊水過小・重症胎児発育不全に続き、さらには20週になる頃、長男に心筋の肥大・肺動脈が細く見える、と指摘を受け心臓専門認定医がいる周産期医療センターに紹介されることとなりました。
翌日には受診し、結果は重症心不全(胎児水腫)です、と。
原因については簡単に心奇形、TTTS、心筋症があるが受診した段階では心奇形(中隔欠損等)は見受けられず、TTTSか心筋症等ので可能性が残される。次男の羊水過小の状態も変わっておらず、2人とも亡くなってしまう可能性が高いが、もし22週を迎えれたら当院は早産や未熟児に特化した病院でもあり、管理入院するか?と提案され、お願いすることになりました。

心不全と羊水過小の状況は変わらないままでしたが無事に22週を迎える事が出来、22週0日から入院生活がスタートしました。
23週の頃、羊水過小が改善し、羊水量が増え次男の成長は-1.3WD〜-1.4WDの間をキープしたまま成長してくれ、長男も心不全がこれ以上悪化することはなく現状維持のまま大きくなってくれました。
2人とも絶妙なバランスで医師もびっくりの成長を遂げてくれ、37週目に予定帝王切開の日も決めることができました。
しかし妊娠後期に入ってからお腹の張りを自覚することが増え、何度かNSTで徐脈になってしまうことがあり、35週目前には張りに伴い、高度な徐脈を発症してしまいました。
医師達がカンファレンスをした結果、安全を優先し、35週0日で緊急帝王切開となり長男1900g台・次男1600g台で誕生しました。
オペ室に入って準備をしている最中にも徐脈が出てしまい、結果的にあのタイミングで帝王切開してなければ2人の命は無かったかもしれなかったです。
出産後、医師と助産師からこの2人は奇跡的に誕生したと思う、と言われました。
胎盤の割合はやはり8:2程度、臍帯も次男はすごく短く細くて、しかも膜に癒着していたとのこと。2人を繋ぐ吻合血管が何本もしっかりあり、恐らくTTTSを発症していたと。
TTTSを発症していたが、逆に兄が弟に栄養を与えて羊水量を増やしてくれ、兄は兄で弟に栄養をあげていたから心不全が悪化することなく現状維持のまま成長できたのではないか、さらにこれがもし胎盤の割合が5:5とかだったら、今回のような絶妙なバランスで成長は遂げられなかったかもしれない、胎盤が8:2の割合で且つTTTSを発症したことがむしろ2人を生かすことになったのかも。
と説明していただきました。

生まれてすぐ2人は元気な産声を聞かせてくれました。長男は治療のために鎮静剤を使用しながら挿管・呼吸器の管理となり、次男も高濃度人工呼吸器を投与することとなりました。
医師が思っていたより長男の心臓状態の立ち上がりが良く、生後3日目には抜管され次男と同じ酸素管理になり、数日後には心臓に対する薬剤投与も無しになりました。
そして、現在は長男も次男も点滴は無くなり、口から直接母乳の練習を行なっています。
長男は挿管されていたこともあってか吸う力が弱く、まだ鼻から栄養の管が入っていますが最近は母乳の飲みのコツをつかんだのか、管から母乳を注入することなく経口で全部飲めているそうです😊
2人ともまだNICUに入院しておりますが、今年中には2人一緒に退院できると説明を受けております。

そして、長男の心不全の原因はTTTSでもありましたが、もう一つの原因として、心臓の弁の性状から、エプスタイン病の診断がつきました。
幸いなことに、軽症でありすぐにオペが必要な状況などではなく、基本的には普通に過ごしていて大丈夫、ただ風邪やRSなどにかかってしまうと重症化するリスクはかなり高いからきをつけてね、と言われています。
妊娠初期からずっと診察の度に死ぬかもしれない、と言われ何度も今回の妊娠を諦めるかどうかの提案もされてきた小さな命がこうして頑張って生まれてきてくれて、我が子を抱くことができる日々に幸せを感じています。

長くなってしまいましたが、ザッと初めての妊娠出産はこのような経過となりました。
同じようなことを医師に指摘されている方が居ましたら、私のようなパターンの出産もあるのだと、参考に、勇気づけれたら、、と思います。

コメント

ままり🔰

ご出産おめでとうございます!!!!
じっくり読ませていただきました
コウノドリを読んでいるのかと錯覚してしまうくらいの読みごたえでした…
妊娠前妊娠中のむぎさんの心境を思うと胸が締め付けられます
本当に、35週までお子さんたちをしっかり守ってらっしゃっているのがすてきです
お母さまの気持ちが奇跡を生んだんですね…
双子妊娠中の身として、すごく参考になりました
大切な体験を共有していただき、ありがとうございました
早く双子ちゃんがご自宅に戻って、すてきな生活が始まるように、お祈りします😌✨

  • むぎ

    むぎ

    ありがとうございます🥲
    入院した日に助産師さんから、ママの強い気持ちを持ち続けることが大事だよ!と言われ、弱気になっていた自分を鼓舞し続ける日々を過ごしました😊笑
    ふたごのままり🔰さんも妊娠初期でマタニティトラブル等大変な時期かと思います。ご無理なさらず素敵な妊娠生活になること、祈っております☺️💓

    • 10月9日
はじめてのママリ🔰

ご出産おめでとうございます!
普段長文のママリの投稿は読まないのですが、、、こちらの投稿はじっくり読ませていただきました。
私も初産婦でMDツイン妊娠中です。
私も安定期に入りTTTSを発症し、それまで自覚もなかったので4週に1回の健診で気付きその時点で既に1人亡くなってしまっていました。
その前の健診では問題なかったので、その次の健診までの4週間のうちに亡くなっていたみたいです。
私の場合、生きている子の方に羊水が偏って羊水過多になり、むくみが出てきたり、胎児や母体に異常が出る可能性があるとのことでそのまま入院になりました。
幸いもう退院でき、生きている赤ちゃんにも異常はなく元気に育っています。
ですが、やっぱり産まれるまでは毎日不安で、健診の度にドキドキしています。
むぎさんは2人とも無事に産まれて、本当に本当におめでとうございます♪そしてお疲れ様でした。
産まれてきてくれることは本当に奇跡なんだなと思いました。
今はまだ赤ちゃんたちは入院中ということで、お母さんはゆっくり体を休めてくださいね😌

  • むぎ

    むぎ

    長文だったのに最後まで読んでいただきありがとうございます。
    健診の際に大事な大事なお子様が1人亡くなっていたとのこと、心中お察しいたします。
    自分も妊娠出産を経て、他人の事が他人のようには感じず、はじめてのママリ🔰さんのことを思うと、心苦しい限りです。
    もう1人のお子様が頑張って元気にお腹の中で過ごされているのですね☺️
    毎日24時間ずっと不安との戦いですよね、健診の日も不安で不安で、楽しみとゆう感情はなかった気がします…。
    当たり前に子供が生まれ、当たり前に成長する、そんな日常が奇跡の連続なんだと、改めて実感しました。
    夫が我が子を見て、『生まれてきてくれただけで親孝行』と言っていましたがとても共感できる言葉でした。
    30週頃ですと、お腹もより大きくなり後期悪阻等の症状も出てくることかと思われます、
    はじめてのママリ🔰さんの妊娠・出産生活が無事に経過していくことを祈っております😊

    • 10月9日